MOドライブ・MOF-R640(98)

周辺機器

先日、ヤフオクで非常に程度の良いMOドライブを発見したので即購入。
機種名は、I−O・DATAのMOF-R640/CBSC。
5千円ほどしたけど、動作確認済、分解清掃済、
イジェクト用の樹脂パーツ補強済、外装もクリーニング済。

とはいえ、MOドライブ自体は使ったことなかったので、
とりあえず、フロッピィと同じ感覚で使ってみる。

MS-DOSは6.2を使用。
230MBのディスクを挿入し、FORMATコマンドでフォーマットしてみる。
128MBしか容量がない。。。なんで??

MOのこと知らなさすぎなので、あらためて調査することにします。

まずはwikipediaで確認。

光磁気ディスク – Wikipedia
・メディアは128MB、230MB、540MB、640MB、1.3GB、2.3GBがある
・PC98では128MB、230MB、540MBのMOディスクからブート可能
・海外では普及せず、日本では98との相性良くそれなりに普及
・CD等の光ディスクとは異なり、FDと同じ磁気により記録
・書き込みはレーザーで150度以上に加熱し磁性喪失させた後、電磁石で磁化させる方式
・フォーマットはスーパーフロッピィ形式とハードディスク形式がある
・スーパーフロッピィ形式はFDD同様にリムーバブルメディアとして利用前提、通常はこちら
・ハードディスク形式はHDD同様にパーティション分割が可能、メディア取り出しに制約あり

次に、メーカーのサイトを確認。
やっぱ、98時代の周辺機器はアイ・オー・データかメルコ、バッファーローに限ります。
こんな古い機械でも、マニュアルやらドライバーやらが容易に入手できるので。

MOF-R640 | サポートライブラリ | アイ・オー・データ機器 I-O DATA
MS-DOSで利用するには、ドライバやサポートソフトが必要そう。。。
でも、アイ・オー・データなので、いまでもダウンロードできます!

MO対応機種/対応OS表
なにやら米印だらけで、制約ありすぎでしょww
で、制約事項の中に気になる文言が。

2: MS- DOS,Windows 3.1 1.3G バイト及び640M バイトのMO ディスクを使用する場合、SCSI- ID は連続している他のSCSI 機器と離して設定する必要があります(接続できるSCSI 機器は6 台まで)。また、その他のOS で使用する場合、SCSI-ID 0 から連続している状態に設定する必要がありますので、使用するOS に応じてSCSI-ID を切り替えてご使用ください。

なるほど、よくわかんないけど、ほかのSCSI機器と離して設定が必要なんだ
とりあえず6にしとこ。。。

MOA-SM640W MOF-RM/SM SERIES 取扱説明書
まったく同じ機種じゃないけど、似た機種の取説があったのでモードスイッチについて確認

とりあえず、モードは1で良いか。。。

BUFALLO IFC-NN ユーザーズマニュアル
ついでに、利用しているSCSIカードのマニュアルも確認。
Ctrl+Grph+Sを押しながら起動するとSCSIカードの設定画面が出るらしい。

とりあえず設定は初期化
※MOドライブをSCSI-ID 6で起動したら、Nameに自動でMO3と書き込まれました。

で、ドライバーとユーティリティの準備。
アイ・オー・データのサポートライブラリからダウンロード
PC98の起動用HDDにコピーし、MS-DOSのConfig.sysファイルに以下の行を追加
devicehigh=a:\driver\mod\modisk.sys
ユーティリティもインストール。

MOドライブの電源を入れて、いざ起動。

MOはSCSI ID6として認識

ドライバも問題なく組み込み完了

ユーティリティを起動したところ。

ちなみに、すこしネットで調べたところ、以下の制約があるみたい。
・MS-DOSはv5.0A-H以上でないとMOは利用できない
・MS-DOS標準のformatコマンドでフォーマットできるのは128MBのみ
・230MBのディスクをformatコマンドでフォーマットしても128MBになる
・MS-DOS標準で読み込みできるのは540MBまで
・640MB以上の読み書きには専用のドライバーが必要

とりあえず、540MBでMS-DOSブートを試してみたい。
でも、540MBのディスクって、メルカリとかでもほとんど見かけず、
レアなのかなぁ。

それにしても、MOドライブ、クセ強すぎ。。。

コメント

タイトルとURLをコピーしました